レッスン覚書・うまい

コンペ中によく「上手くなかった子が評価されていた」とコメントを聞きました。

小さな音でフラフラ・・うまく聞こえないかもね笑

音色が良い、という嬉しいコメントをもらったKちゃん。音が・・と悩んでいた一昨年の冬を考えるとこれは嬉しかった。

テンポが狂わないこと、アテュキレーションが正しいこと、ミスタッチがないこと、音が転んでいないこと。

まぁ、これは基本中の基本で、できていて当然。

では、評価される演奏は?というと、

音1つ1つが考えられていること

和声を感じて弾いていること

テンポを体で感じていること

全体を通して起承転結があること

・・・かなぁ。

完全にはできなくても、やろうとしているのは聞いていれば伝わってくる。

自己完結するのではなく、どのように曲を理解して伝えたいか、伝えなくてはならないか、分かって演奏する演奏を「うまい」というのだと思います。

メロディーと伴奏があるだけではだめ。1つの音を作る時にどんな音がそこに相応しいのか考える。

そのフレーズのたどり着く先はどこか、何のための強弱か、アナリーゼする。

そしてその考え抜いた音でいつも同じ演奏をできるよう練習を重ねる。頭脳戦だよ。

その為には色彩豊かな音色を出せるテクニックを付けなければならい。

その為には沢山の課題をこなさなくてはならない笑

宿題、多くなります。ざ!夏休みだもん。

この暑さ。犬が朝から部屋に入れろとドア付近をうろつく。

教育機関にエアコンがないのはもう限界だと思う。

茹でダコの様な顔して疲れ果てて帰ってくる息子。部活も・・そろそろ変わるべき危険な暑さではないだろうか。

キュウリが採れて採れて・・持って行って下さい!