レッスン覚書・物語る

お伽話を沢山の人に聞いてもらいたい時。

まずみんなが静かになるのを待ちます。

視線が集まり相手が何が始まる?という姿勢になった所で本を開き一呼吸、題名を読みあげます。

頭の中に物語の情景を思い浮かべて自分をその世界へ置き雰囲気作り。

声の大きさを会場に合わせ相手に伝わるよう程よい速さで読み始めます。

導入は自然に。徐々に盛り上げ熱を帯びさせみんなを物語りの世界へ引き込みます。

最後は穏やかに結末へ繋げ、ふと現実に戻るまで誘う。

気をつけるべきは登場人物の役割を見極めるセリフ回しと程よい冷静さ。

読み違えやつっかえ、ページをめくるタイミングを間違うと相手は一気に現実世界に引き戻さる。

全部演奏と同じ!

会場が静まり聞いてくれる姿勢を待ち、手を鍵盤に乗せ雰囲気作り。

さりげなく弾き始めバランスをみて自分の音楽にみんなを引き込んで、程よい冷静さを保ち気持ちを高揚させ世界へ連れて行く。

ミスタッチや暗譜忘れ、気持ちが乗らないテクニック不足は問題外。現実に戻っちゃう。

主旋律、背景になる音、会話、ハーモニー、それぞれの役割をきちんと担わせて。

気持ち良く響く音でテンポ良く進めて行く。

‥なーんてできたら良いわね❗️

あそこ心配。指回るかなぁ。暗譜飛んだら恥だわ。あーお腹イタイ、手震える。が関の山。

でも、なるべく音で物語る気持ちで練習してみてね。みんなの頭の中に興味があるから!