今までで1番大変だったのは、子供たちが2歳と0歳だった時。
受験も大変だったし、中学校時代も時間の工面が大変だったが、子育てより大変だったものはないと「私は」感じている。
なんたって1日の大半を自分以外の存在のために費やすなど、師匠曰く「自分勝手で気が強くないと弾けない楽器」をやっていた人間には今までありえなかったことだからね。
公園でバッハの本を開いてみたり、寝かしつけの時に音源を聞いたりしてみた。が、ま、無駄ですな。
でも、教える事は高校時代からの変わらぬ信念だったので続けたい。
そう大して弾けないし、それを理解した上で帰国したし。でも地元でちょこちょこ弾く位なら程度にしていた演奏活動は、やめた。
最後に演奏したのはフランクの前奏曲とコラールとフーガ。
先生に 「次は夜のガスパールを弾いてきてね」と言われ楽譜を買ったものの、同時期に結婚して子供たちに人生の主役を奪われスカルボはすごすごと本棚に帰って行った。
あれから15年、違う生物に化身した今、ちょっとだけ譜読みを始めた。
時々お誘いいただく本番、当然前のようには弾けないけれど、こそこそと人知れず楽しみで復帰してみてもいいかなぁなんて。
でも、ドレス着ると妖怪になるのよね。
鮮度も腕も落ちて、母に「超〜下手!恥をさらすな!」と言われるし。楽譜は読めずドの位置もわからない母。耳だけは肥えているから手に負えない😑
送っていただいた写真忘れていたわ。師匠とナードル先生とS君のあんちゃん。