街のピアニストレベルの話ですが。

弾けているんだけど、音を磨くというか、小さな(小さくないけど)意識とかをうるさく言われている人たちがいっぱいいると思います。

わかります、わかりますとも。

もう一度、もう一度、もう一度、もう一度、もう一度、もう一度、もう一度、もう一度、今のは良い。それです。また違う。もう一度、もう一度もう一度…エンドレス。

ふざけんな!何が違うのか分かんないよ💢さっきと今と何が違うのか言ってみろよ💢そんな小さな変化、誰も気にならないわ💢もっとわかりやすく言えよ💢できねーよ💢ワケワカラナイわ💢

と、こみ上げる思いをぐっと抑え、帰りの車内で何故できないのだ!と、母に怒鳴られながらレッスンから帰ってきた日々を思い出します。

母にも、は!アンタ分かるのかよ?鍵盤を押したら音が出ちゃうんだぞ?そんなこと言うんならやってみろよ💢

と、言いたいところを、そんなこと安易に言っちゃうと、義務教育ではない!やめろ!と言われるから、これもまたぐっとこらえる。

どうだろう、それが苦しいながらも、それが楽しみなのだとわかったのはずいぶん経ってからです。

ただその頃その作業していなかった人はもはや手遅れ。一生分かりません。

先生ごめんなさい、あなたは正しかった。

みんな気持ちはわかるが、ついてきてくれぃ。でも、無理強いはしないから嫌だったら言ってくださいな。

いろいろある。いろいろあるけど、結局この一言に尽きる。音をよく聞いてください。