今週そろそろできそうな子にはピアノのふたを開けて音を聞いてもらう作業しています。
いつも昔話ばかりで申し訳ないのだけれど。
自分の中で初めてその曲を持っていくレッスンの目標は、ゆっくりなテンポで最初から最後までつっかえずに弾ける事。
目標というかそうしないと先生に怒られたしね😅
暗譜は2週間目までに終わらせる。暗譜は得意。
楽譜を見る前にとにかくずっと音源を聞き流し、全体の構成をつかんでやらなきゃいけないところ、頭に入らないであろうところをピックアップしてから譜読みを始めます。
その後大いにサボります。
ゆっくりどこからでも弾けるようにさえしておけば大体のレッスンには対応できるからね㊙️
本番20日前から大慌てで音をつくります。
私は体を使う感覚で音を作るタイプなので、自然の重力であったり生活しているものの中で音を拾ったりしていきます。
笑い転げるような音、重いものが落下する音、ミキサーが回るような音、そんなものを当てはめて音をつくります。
よく聞いたり、体をそのように使ったりしてイメージしている音をゆっくりしたテンポで作っていきます。
ピアノ全体で音を出すのか、指先から音を紡ぐのかなんてことを、おうちのピアノのふたを開けながらよく耳をすまして練習してみてください。
結構そんな作業を何時間も繰り返します。
この練習が楽しいんです。
この練習の時はさすがにアルコールは入れません。黄色いコーラと雑誌を譜面台に用意するのは指練習をする時だけです。
先生の前ではアナタの色に染まります💘と言う無地の音楽を作ったりしてました。
よく先生を裏切って本番だけ自分の好きなように弾かせてもらうようにしていた。
とみんなに話しますが、そういうことです。
よく聞いて。どんな音のイメージがあるの?
それを作ってきてくれたらそれがあなたの音楽。