レッスン覚書・ラーメン

ラーメンが子供の頃からあまり好きではない。

熱々のスープに太めの麺は間違いなくウマイ。が、最後まで味の成り行きがわかるので退屈に感じてしまう。

老中の人たちにはもう話の成り行きがわかると思いますが、誰とは言わんが。その曲、ラーメンですよ。

懐石料理やおせち料理にしたいのよ。

色とりどりで一つ一つきちんと形が作ってあって、違う工程を経て、漆のお皿に秩序よく並べるの。

これはどんな味だろう?これは何でできているのだろう?…って音楽にしてほしいんだけれど。

誰かさんの卵はただのゆで卵。もう少し上手な誰かさんの卵は1日お醤油につけたもの。じゃなくて。

同じ卵でも、甘辛くしたりふわふわにしたり、色々工夫ができるはず。お魚だってバターで焼くのと粕漬けにするのでは全然味わいが違うでしょう。

クレシェンドをどこから始めるか、音の粒が揃っているか、変なアクセントになってないか、お話や歌になっているか。

もう少し丁寧にお料理して、聞いてる人が全部味わいたいって思えるようにしようね。

一つ一つ音を聞いてどんな風にフレーズを歌うか考えて、丁寧に弾いてみてね。

味見もしてほしい。

時々、録音して自分で聴いてみてください。

多分、フレンチトーストにシシャモが刺さってるわよ、そのフレーズ。味の無くなったガムは捨てて。35億。

 

Aちゃん、Rちゃん、オールA、ヤマハグレード6級合格です。まっ、当前ね笑